ナンのこだわりについて

◆中はふかふか、外はパリット 焼きたてのナン◆

当店では、カレーは「薬膳料理の最高峰」と考えています。
中国、韓国そして日本にも多くの薬膳料理がありますが、2~3種類のスパイス(漢方薬)がわずかに使われているに過ぎません。本場のカレーは、約20種類以上のスパイスが使われおり、また、人工調味料など一切使用せずスパイスのみで作られています。
スパイスの組み合わせの中には、味噌の風味を出す物やしょうゆの風味を出したり、芋汁の風味を出す物さえあります。ですから調味料は必要ないのですね。
そんな薬膳料理を食べるのに防腐剤や白色剤といった化学薬品いっぱいの輸入小麦粉など使ったら薬膳料理が台無しです。
輸入小麦粉は、防腐剤が入っている為に扱いが楽で、ピークの状態が長く続きます。
ですが輸入小麦粉は、食感が重く美味しさに欠けますし、身体に良いとはいえません。
安全で安心の食べ物をご提供したい。その上美味しい物を食べて頂きたい。

イタリアンピッツァに負けないナンを作りたくて、試行錯誤を繰り返し、国産小麦粉の中でも最高級の小麦粉に行き着きました。
ナンは生き物で熟成が進みピークを過ぎるとヨーグルトやキムチのように酸っぱくなってしまいます。
開店当初こんな小麦粉は、本場のコックですら使った事が無い為、熟成しすぎてお客様に出すよりも捨てるほうが多かったくらいです。
又、少なめに作っているとナンが品切れになり、お客様に帰って頂いた事もあります。
今は、低温熟成などを使って足りなくなる事はありませんし、いつも良い状態のナンをお出し出来るようになりました。
イタリアンピッツァに負けない軽くて美味しいナンが出来たものの、このナンを本場のシェフ達が認めてくれるか心配で、東京、名古屋、大阪にいるタンドールコックに試食していただき、これは旨い!といって頂いたので、自信を持って、世界一美味しいナンを提供させて頂くことが出来ました。